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【元MSW解説】金銭管理 | 頻発!困ったケースとその対処法。

【元MSW厳選】金銭管理 | 頻発、困ったケースと対応例をお伝えします。
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先日の記事「【全世代へ】緊急時の為に準備しよう。| 何が欲しい?なぜ欲しい?」の第2弾として、緊急時に困るケースを紹介します。認知機能に低下が見られる方の金銭管理は「【成年後見制度】どんな制度?費用は?申請方法は?運用上の課題は?」でご案内しています。それでは参りましょう!

目次

【事例編】全3選。厳選しました。

思いの外金銭管理のツイートが伸びたので書いてみることにしました。当該ツイートは下に。この弱小アカウントで32件の「いいね」は驚異的です。

年金の口座 ≠ 引き落とし口座 + キャッシュカードを持っていない。

引き落としの時期を見計らって、年金の口座から引き落とし口座へ振り込み(電気・水道・ガス・家賃)に行っていたケースです。

  • 社会情勢/病状的に外へお金を引き出しに行くことが困難な場合があります。
  • キャッシュカードでないと引き出せない病院があります。
  • 通帳のみのユーザーには厳しい社会です。

支払いが振り込み用紙

引き落としの設定をしておらず、全て振り込み用紙で対応していたケースです。

  • 振り込み用紙が家にある。/紛失した。
  • 院内でお金は引き出せた、払込用紙もある。でも院内に払える場所がない。
  • 結果、病院から外出出来ず払いに行けないという事案が発生します。

暗証番号が分からない

暗証番号が分からないと割と苦労します。

  • お金を下ろせない。
  • 残高を調べられない。

【memo】
今後施設に入りたい、病院へ転院したい。残高が分からない場合、本人の収入だけでその費用を賄えるのか、家族が補填する必要があるのか。今後のプランを考える時に「残高」というのは非常に需要な情報なのです。

その他、通帳もキャッシュカードも見当たらない、銀行印が分からないなんてことも。

【対策編】いつでも予定通りに支払う為にできるコト。

キャッシュカード ✖︎  引き落とし

  • キャッシュカードを導入。
  • 引き落とし設定が出来るものは引き落としにする。
  • 年金が入ってくる口座と引き落とし口座を同一にする。
  • 口座の数は出来る限り少なくしておく。

【memo】
「そんなハイカラなもん(=キャッシュカード)は持っとらんぞ!」という方も多くいらっしゃいますが、「ハイカラ」ではなく「便利」なもの、なのです。あって損はしないと思います。

暗証番号・預金口座情報の管理

  • 財布の中に暗証番号のメモを入れておく。
  • いろんな情報(利用している銀行・暗証番号等)をノートまとめておいて、セキュリティシールで保護。

ノートの置き場所だけは共有しておきます。見られることは防げないが、見られたら即、暗証番号等の情報を変更するという具合です。

セキュリティシールとは

封止め用のラベルシールの一種です。開封された場合、それが見た目で分かります。

誠に恐れ入りますが、暗証番号等の個人情報の管理方法につきましては、皆様方において最終的なご判断を頂けますようお願い申し上げます。

ネットバンクの活用

私も最近使い始めました。外出せずに送金・振り込みが出来ます。端末・充電器・アカウント・暗証番号があれば入院していても支払い出来ます。便利です。

本日のポイント
キャッシュカードは便利です。
引き落としがお勧めです。
ネットバンクも検討価値あり。
暗証番号管理方法の検討をお勧めします。

いかがでしたでしょうか。ご質問等は「お問い合わせ」ページにて承っております。

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この記事を書いた人

当サイト管理者/救急車が来る病院で入院患者さんの退院先の調整をしていました。(脳外・整形・呼吸器内科)/高2〜大2まで祖父母の介護。平成初期生まれ  #ヤングケアラー

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