大きい病院での治療の後、もう少しリハビリをしたい。本日はそんなあなたへのご案内です。リハビリはどこで出来るの?どうやって選べばいいの?そんな疑問を解決致します。それでは参りましょう!
なぜ他を探す必要があるのか。
急性期病院は、治療の為の病院。治療が終わったら速やかに退院です。ただ、中にはさらなるリハビリが必要な方がいます。例えば・・・
- 運動量が減って筋力低下が進んだ。
- 太い骨の骨折後。
- 頭の病気(脳梗塞・脳出血等)・・・・・・など。
基本的にはどこか別にリハビリを継続できる場所を探す必要があります。理由としては、
- 急性期病院のベッド数確保の為。
- 急性期病院以上(質・量)のリハビリが出来る場合がある為。
- もう少しリハビリが必要だが、入院でやるほどではない為。
ベッド数確保の為というのは完全に病院都合で申し訳なく思っております。しかしながら、常に救急車を受け入れられる状態にしておくのも急性期病院に課されている使命であり、1人でも多く救命する為、どうか早期退院に対してご理解を頂ければと思います。
リハビリする場所の候補
いくつかあります。
- 回復期リハビリテーション病院
- 介護老人保健施設
- 外来リハビリ(回復期・整形外科)
【memo】
介護保険でも【通い/訪問のリハビリ】はありますが、【病気になってからすぐ・体力が落ちてからすぐ】ということであれば上の3つの中から選ぶ形で良いと思います。介護保険の申請方法は「【今さら聞けない?】そんなあなたへ「介護保険」のご案内です。」でご案内しています。
どうやって選ぶ?
考え方
まずは回復期へ受け入れ相談。
この場合は介護老人保健施設。(介護1〜/入所)
【memo】
対象になる場合は、回復期リハビリテーション病院へ転院を打診してみることをオススメします。リハビリの時間・スタッフの数が他の候補より群を抜いているからです。「病院の種類、役割の違い。入院期限は?そんな疑問にお答えします。」では、回復期リハビリテーション病院の探し方・探せるサイトを紹介しています。
入院するほどではない場合
外来リハビリという方法もあります。
- 回復期リハビリテーション病院(外来)
- 整形外科(開業医)
この選択が一般的です。
【memo】
介護保険の訪問/通いのリハビリの利用はその後の選択肢として考えるのが一般的です。回復期リハビリテーション病院、介護老人保健施設ともに相談員さんがいらっしゃいますので、その方とご相談ください。
選ぶときに確認するポイント
- 通いやすさ
- 費用
- 寝間着等日用品は持ち込みか借りられるか
- 公共交通機関で行けるか/車が必要か。
毎日リハビリをする回復期リハビリテーション病院でも洋服は週に1回くらいのペースが一般的です。転院時は基本的にご家族の同伴が必要です。(安全確保と今後の相談の為。)
次を探す段取り
転院の場合の一般例
ご本人・ご家族・入院中の病院でご相談頂き、決定します。
ご家族が先方へ入院/入所前面談に行く場合もあります。入院中の病院の担当者さんの指示を仰いでください。
受け入れ可能の返事をもらえたら、日程調整が出来次第退院です。入院中の病院から直接の移動が一般的です。私が勤めていたところは基本平日午前中の移動でした。
転院までの準備
入院・入所先で必要な荷物については、特別指示が無ければ、退院時に使用しているものをそのまま持って行って、随時追加で良いと思います。新しく買って使えないともったいないですしね。リハビリ用の洋服がない場合は量販店のジャージやスウェット、Tシャツで十分です。
転院直前〜転院日の流れ
外来リハビリの場合(一般例)
どこの病院にかかるにしてもリハビリの為に必要になると思います。希望病院にお問い合わせください。
初診日の予約を取ります。初診日に今後の方針を決めます。リハビリ希望で受診しても、検討の結果他の方針を提示される場合もあります。
本日のポイント |
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リハビリできる場所の候補は複数箇所ある。目的に応じた選定が必要。 |
回復期リハビリテーション病院はリハビリ時間数が他より圧倒的に多い為、対象になる場合は回復気リハビリテーション病院を第一候補に。 |
施設にしても病院にしても希望したところに相談、申し込み、受け入れ判定という流れがあり、必ずしも受け入れてもらえるわけではない。 |
いかがでしたでしょうか。ご質問等は「お問い合わせ」ページより承っております。
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