言われたことありませんか?〇〇を使えば良かったのにって。私は「介護保険をもっと使えば解決しただろうに。」と言われてきました。今日は、タイトルの通り検証します。それでは参りましょう!
介護保険とは

対象者
65歳以上/40歳以上の特定疾患に該当する人。(特定の病気や年齢要件に該当しない場合は利用できません。)
使い始め方
利用開始の申し込みをします。市区町村役場をはじめとして各自治体で窓口が設置されています。
浜松市:各区長寿保健課、一部の協働センター 磐田市:iプラザ、各支所
申請方法詳細は以下の記事で紹介しております。
どんなサービスがあるの?
福祉用具レンタル(ベッド・杖・手すりなど。お風呂の椅子やポータブルトイレなど、肌に直接触れるものは購入です。)、デイサービス、家でリハビリをしてもらう、家でお風呂に入れてもらう、洗濯や料理をしてもらう、ちょっとお泊まりなど。その他施設入所もサービスの一つです。
使えば解決?未成年ケアラーに立ちはだかる壁
自分は実働部隊でしかない。
- 介護サービスを使いたくても、自分が(未成年)契約者になれない。
- 書類へのサインが許されない。
- 本人や他の大人の意見が優先される。
- 要介護者自身が使いたがらない
私は、各種書類をもらう度に一度家に持って帰り、親がサインした後病院に提出していました。「〇〇を使いたい。」と言うと、「ご本人は希望してらっしゃるの?本当に使うなら親御さんから連絡くださいね。」と言われていました。実行部隊私なのになあ・・・とぼやく日々。ひどい話に聞こえるかもしれませんが、本人が希望しなくても私の生活維持の為に必要なサービスがいくらかありました。
有給休暇、介護休暇がない。
学齢期特有ですね。介護休暇の仕組みや、休みを取れるか取れないかという運用面の問題は今回除外させて頂きます。休みに対する保証が全くなく、進級・卒業に差し支える場合があります。
サービスを利用することへの親族からの批判
介護保険のサービスを使うだなんて・・・という遠くの親族の声。ただ、中々それに対して言い返せる未成年も多くはなく、かく言う私もその1人でした。介護保険のサービスを使うなんてやっぱり酷いのかもしれないと思ってしまい、なおのことサービス利用から遠のきます。
まとめ:解決することと解決しないことがあります。
介護保険サービスを使えば良かったじゃないかと言われることを踏まえ、「介護保険サービスを使えば全て解決か」という視点で話を進めてまいりました。
使えるものは、使える状況にあるならば、どんどん使いましょう。活用できているということは素晴らしいことです。
ただ、仕組みがあれば、そこから漏れる人がいます。ですので、「〇〇を使えば良かったのに」「使いこなせなかったほうが悪い」という言葉はどうかお控え願いたいと思います。私からのお願いです。
以上、どうぞ宜しくお願い致します。
いかがでしたでしょうか。お問い合わせ等は「お問い合わせ」ページより承っております。